【石田衣良ハーバード熱血小説教室】

ドキュメンタリーの概要

創作ドキュメンタリーコーナー第二回は、ベストセラー作家石田衣良が直接指導する小説スクールの映像だ。

直木賞受賞作の「4TEEN フォーティーン」や、「池袋ウエストゲートパーク」等数々のベストセラーを持ち、コピーライターやエッセイストとしての側面を持つ、生粋の物書きである彼のレクチャーを受ければ、執筆力向上間違いなしだ。

みどころ！

書き出しの重要性

授業の冒頭では、まずは書き出しの重要性について説いている。

素人の小説でありがちなのが、物語の冒頭で世界観を延々と説明してしまう過ちである。

読者が興味あるのは、「どんな人間がどんなことをするのか」であり、作品の世界観など興味を示さない。

それを理解せずに、作者が悩みに悩んで考えたその世界の歴史や種族の説明を仔細に詳細に語ってしまうのが大きな落とし穴なのだ。

動画内で石田衣良が語るように「物語の冒頭は事件で始めよ」が、小説の王道なのだ。

書き出しのうまいやり方については、動画を観てしっかり勉強しよう。

1000冊読破のすすめ

当然のことながら、よっぽどの天才でない限り、小説家になるには数多の小説を読みこなしてこなければならない。

石田衣良が語るのが「自分の執筆したいジャンルの1000冊読破」だ。

そして、その中で心に響いた数十冊をベースにして、自分の作品の下地とするのである。 1000冊とはかなり多いのではないかと思っただろうか。筆者は思った。

実際筆者も、これまでの読書冊数は500冊に届くか届かないかである。それでも自らをかなりの読書家だと自負していた。

さすがにプロは桁が違う。

他ジャンルから新しい風を取り入れよ

これはよく言われることだが、やはり石田衣良も他ジャンルからのアイディア取り入れを推奨している。

ライトノベルしか読んでいない作家がライトノベルを書いても、とても狭い世界の作品しか出来上がらない。

映画、落語、ゲーム、演劇……世界に散在するあらゆるエンターテイメントに手を出して、ライトノベル界に新たな風を吹かせよう。

ゲームからの取り入れをする時には、是非ともこのサイトをご活用ください。

まとめ

いかがだっただろうか。

「石田衣良ハーバード熱血小説教室」では、授業の合間合間に、生徒からの質問タイムを設けているので、その回答も是非参考にしてほしい。

生徒はみなさんと同じく、作家志望の方ばかりなので、必ずやためになるはずだ。
「石田衣良ハーバード熱血小説教室」は、今のところ第０回～第２回までの動画がアップされている。

このページでは、その中でも最もためになると筆者が感じた第１回を紹介したが、気になる方はyoutubeページに飛んで他の回も観てみるとよいだろう。